R31A(Z33,RZ34)ミッション 換装
2024/12/09
TOP ONEでは R31Aマニュアルミッション(Z33、RZ34 6速MT)の換装を行ております。
R31Aミッションとは?
R31AとはZ33、RZ34(フェアレディZ)に搭載されている6速マニュアルミッションです。
車両メーカーのFR乗用車両用として販売されているマニュアルミッションとしては高出力、高トルクに対応できる最強クラスのミッションですね。
しかも6速でクロスになりますので変速する際にスムーズな加速ができます。
取付けるためのパーツ
様々な専用パーツを使用して取付を行います。
ここからSR20エンジンに取付ける例を記載しながらご紹介いたします。
こちらはR31Aミッションを取付けるための数々のパーツです。
アダプター、ミッションマウント、レリーズシリンダー、ベアリング、スリーブ、コントロールレバー、加工プロペラシャフトなどなどたくさんのパーツが必要です。
こちらはSR20エンジン用 R31Aミッションを取付けるためのアダプター(ジュラテック製)。
取付にはエンジンにアダプターを装着してミッションを取付けます。
各種エンジンはそれぞれの形になっておりますので残念ながら互換性はございません。
アダプターを使用してエンジン、ミッション間の互換性を設けます。
こちらはZ33,34、RZ34で使用されるコントロールレバーの土台。
ミッション本体よりかなり後方に設置されております。
こちらはレバー位置を前側にするための専用のコントロールレバーの土台(ジュラテック製)。
このくらいの位置になります。
純正とほぼ変わらないですね。
こちらはクラッチ。
R31Aミッションを取付けの決断をされたってことはハイパワーなエンジンだと思いますのでツインクラッチくらいは取付けないとね。
画像はATSのカーボンツインクラッチ。
センターハブ方式のディスクなので愛称はバッチリです。
左からクラッチのレリーズベアリングと2種類のスリーブベアリング。
スリーブにベアリングを装着して使用するのですがこのスリーブの厚さによってペダルフィーリングが変わります。クラッチによっていろいろ調整します。
こちらはそのレリースベアリングをミッションのフロントカバーに取り付けた画像。
こちらは加工したプロペラシャフト。
長さを調整しながらR31Aミッションに取り付けられるようにインプット側を溶接加工します。
様々な加工
取付けるためにはパーツだけではなく
様々な加工が必要です。
ミッションの切除。
画像のようにミッションのスターター取付部分が
アウトレットパイプと干渉します。
エンジンに合わせて切除します。
このような具合に。
穴がぽっかりと開いてしまったのでプレートを製作して溶接します。
ミッションの加工はこれだけでは済まない細かい加工が沢山必要です。
こちらは車体のミッショントンネル。
ここもシルビア系等は狭いので叩き出してトンネルを広げます。
このミッションマウント部分も狭いですね。
ひたすら叩いて押し広げます。
様々な工程を経てようやくミッションが搭載されました。
SRエンジンであれば500PSオーバーの車両で使用している実績があり、今のところミッショントラブルは起きておりません。
R31Aミッションの搭載お値段はお問い合わせください。
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