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SR20DE(T)エンジンOHヘッド編

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SR20DE(T)エンジンOHヘッド編

SR20DE(T)エンジンOHヘッド編

2023/07/03

発売されてから30年以上の年月を経ていまだにユーザーの多いSR20エンジン。

「まだまだこれからも長く乗りたい」、

「パワーを上げたいがエンジンが不安だ」

などなどユーザー様の要求に答えるためにTOP ONEではSRエンジンのOH&カスタムを行っております。

以下作業の画像と一緒にOH手順をご紹介致します。

エンジンを下ろして分解して、測定して、歪み、溶解などないか点検してからOH作業に入ります。

OH前にのページもご覧ください。

ヘッドの裏面、ブロックに取り付けられる面はとても重要です。

酷使されたエンジンは熱などで歪みが生じ、この面真っ平になっていないものがあります。

ブロック側の面も同じことが言えるのですが、

真っ平らなもの同士がぴったり合わさらないと圧縮漏れ、

ガスケット破損などを引き起こしてしまいます。

特にメタルガスケットを使用するときは面研をお勧めいたします。

純正ガスケットよりも変形しずらいので、少しでも歪みがあると隙間ができる可能性があるので、

極力つぶしておきたいところです。

画僧の物は面研してしっかりと真っ平になっております。

こちらの画像はステムシールを取付けるところ。

ステムシールとはバルブの軸部分をシールしてオイルがポート内に流出するのを防いでいます。

OHの時はもちろん交換ですね。

 

先ほどのステムシールが青黄矢印。この中心部分を貫いているものがバルブ(黒黄矢印)。

このバルブの棒は上下に摺動します。ここからオイルが漏れないようにします。

ココからオイルが漏れると「オイル下がり」というよく聞く症状になります。

さらに緑黄矢印がバルブスプリング、その上に載っている傘形状のものがバルブリテーナー。

この組んだものをバルブスプリングコンプレッサーを使用して収縮させコッターピンで固定します。

 

固定するとこのようになります。画像で見えますかね?バルブの突起のところの奥の方に止まっているピンが。

おそらくわからないと思います。エンジンパーツで一番細かいものかも??

この作業を16回繰り返し、取付します。

16個きちんと組上げました。

裏から見るときっちりバルブが収まっております。

バルブスプリングを組付けたらブロックの上にヘッドを載せる準備をします。

画像は純正とは違う強化品のスタッドボルトを使用してヘッドを組付けます。

高ブーストに耐えられるようにブロックとヘッドを組付けるための物ですね。

そしてヘッドガスケットをブロック上面にセットしてある状態です。

チェーンを通しながら慎重にブロックの上に置きます。

強化ナット(純正ですとヘッドボルト)を規定値で締め上げて、最後角度締めを行いヘッドを組付けます。

ラッシュアジャスター、、ロッカーアーム、カムを組付ければヘッドの完成ですね。

最後にカムカバーの塗装を施すと見た目もリフレッシュされてとてもきれいに見えます。

ボンネットを開けた瞬間たまらなくなりますね!!

 

そしてOHをしたエンジンを車体にしっかり戻せば完成です。

初めてエンジンをかける時はいつもドキドキします。

難なくかかってくれた時はホッとします。

 

エンジンルームも蘇ってなんだか若返った感じですね!!

これでまたドライビングも楽しくなるでしょう!!

 

SR20DE(T)をOH&カスタムを施すことによって、

ご自身様の車をもっと長く乗れることを可能にし、

たくさんドライビングを楽しみましょう!

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