タービンガスケット交換
2023/07/18
TOP ONEではタービンガスケットの交換をしております。
ターボ車両はエキゾースト(EX)廻りにタービンを抱えていて、部品点数が多く、その各部品の間には気密性を高めるために多数のガスケットが使用されております。
このガスケットが破損するとそこから排気ガスが漏れてきます。
ガスだけではなく騒音をまき散らし、その熱風で配線の被膜を溶かしてショートさせたり、
排気ガスが室内に流入すると一酸化炭素中毒を起こす可能性もあります。
パワーダウンにもなるでしょう。
いいことは一つもないです。
破損個所として多いものが、タービンガスケット(EXマニホールドとタービン間)、
次がアウトレットガスケット(タービンとアウトレットの間)、
その次がEXマニガスケット(エンジンとEXマニ間)ですね。
どれをとっても一度、EXマニ、タービンをごっそりと外して交換となることが多いです。
1か所だけが劣化することも少なく、すべて同時期に組まれたものですから、
1か所破損したら全てのガスケット交換をお勧めいたします。
タービンガスケット修理画像を見ながら作業のご紹介をします。
こちらはシルビアのSR20DETエンジン。
画像〇印あたりから排気漏れ音、排気ガスの臭い、ビビり音など複数出たら疑った方が良いですね。
この車両は外さなくてもわかるくらいガスケットが破損して飛び出てきていました。
このくらいになると間違いなくタービンガスケット交換ですね。
EXマニ、タービンごと、ごっそり外しました。
SRエンジンの場合はEXマニ、タービンの接合部にアクセスするのは困難です。
一式外した方が作業効率が良いですね。
EXマニとタービンを外しました。
この矢印部分がタービンガスケット、1/4ほどしか残っていないですね。
先ほども記載しましたがタービン、EXマニ一式を脱着した際には、他のガスケットも同時交換するケースが多く一度画像のようにばらします。
画像赤矢印のように新品ガスケットを挟んでしっかり組付けます。
緑矢印はアウトレット部分。同じように新品ガスケットを組付けてあります。
後はエンジンに戻すだけ。
これでタービンガスケット交換は終了です。
排気漏れの音、臭いがエンジンルームからする、なんてことがありましたら一度点検をお勧めいたします。
お気軽にどうぞ。
タービンガスケット破損だと思ったら、たまにエキマニ破損などの場合もあります。
同じような位置ですし、同じように排気漏れですので、音、臭いだけでは区別がつきませんね。
この画像の車両もてっきりガスケット破損だと思って遮熱板を外したら割れていましたからね。
こんなにぽっきり。
この方の場合はタービン以外のエキゾースト廻りを一式、交換されましたね。
リフレッシュも兼ねてその方が良いかもしれません。
排気漏れ、パワーダウンなどありましたら一度点検しましょう!!
タービンガスケット交換はTOP ONE へどうぞ!