180SX　クラッチ交換 その２

前回はクラッチを外すところまでをご紹介いたしました。

本日のご紹介はその続きですね。

今回使用するクラッチはキットで交換するのでフライホイールも取り外します。

エンジンのクランクシャフト部分。

矢印のオイルシールのところからオイルがにじみ出ていますね。

こちらの画像はパイロットスリーブを取り外しているところ。

ココはクラッチ交換毎に交換した方が良い部分。

新品のオイルシールとスリーブをはめ込みます。

こちらは今回使用するクラッチ、ORC　400L。

お決まりの重量測定。

ORCは11.3キロほど。

純正クラッチは17キロほど。

約6キロほど軽くなりましたね。

クラッチをキッチリ取付しました。

こちらはミッションのベルハウジングの中。

摩耗したクラッチのカスが散り積もっています。

ベアリング、フォークなどを取外して清掃します。

こちらの画像はピボット部分。

フォークの支点になっているところ。

この部分かオイル漏れを起こしている。

外して見るとシール材が塗布されていない。

ここの雌ネジ部分は貫通していて、ギアボックス内部に通じている。

シール材を施さないとネジ部の隙間を通してオイルが漏れてしまう。

ベルハウジングの中には極力オイルなど滑りを良くするものはご法度である。

クラッチディスクなどにオイル成分が入り込むとそれこそ滑ってしまう。

今回はちょっくせつ的な原因ではないと思うが・・・。

どちらにしても強化クラッチを使用するのでこの部分は外します。

使用するのはNISMO強化ピボット。

純正だといい確率で折れます。特に強化クラッチでは。

画像のようにシーリング材が塗布されています。

これでオイル漏れは防げます。

レリーズベアリング新品に交換します。

画像はスリーブにベアリングを圧入しているところ。

グリスを塗布して各部を組付けました。

あとはミッションを車体に戻せば終了です。

組付けながら手直ししたので他の部分も良くなったでしょう。

お待たせいたしました。

サーキット走行をたくさんお楽しみください！！

クラッチ交換は　TOP　ONE　へどうぞ！