180SX エンジン　オーバーホール その4

前回はエンジンブロックを組付けるところまでをご紹介致しました。

今回はその続きです。

こちらは加工から帰ってきたヘッド裏面。

こちらはNAPRECのハイレスポンスキット。

バルブのビックバル化、バルブガイド交換、シートカットまで施工して

最小限の面研できれいに整えて頂きました。

早速バルブを取付けます。

採取のバルブの当たり面を擦り合わせ、バルブを取付けます。

こちらの画像はステムシールを取付けるところ。

ステムシールとはバルブの軸をシールしてオイルが漏れないようにしているものです。

これが駄目になるといわゆる「オイル下がり」なんていわれる症状になります。

こちらの画像はバルブスプリングを取付けている画像。

バルブスプリング用のスプリングゴンプレッサーを使用して一度スプリングを縮めてリテーナーを取りつけてコッターピンで固定します。

バルブスプリングは新品です。

スプリングも経たりますから、交換しておくに越したことはありません。

4気筒ですと、16個繰り返すわけですね。

16個全部取付しました。

この作業の中で大一番なのが、ヘッドとブロックを合わせることですね。

こちらは以前にご紹介した組上げたブロック。

この上にメタルガスケットを載せ、さらにその上にヘッドを載せて

ヘッドボルトで組付けます。

このヘッドボルトの組付けが重要ですね。

ある程度のトルクで締め付け、一度緩めて、サイドボルトを締めて、さらに角度締めして・・・なんてちょっと厄介な締め付けをします。

ココは息を抜けないくらいの緊張感で作業してますので画像はありません。

この画像は組付けが終わったもの。

更にヘッドにラッシュアジャスター、ロッカアーム、カム、ロッカーアームストッパーを取付ます。

カムカバーを取付けるとエンジンっぽくなってきましたね。

続きはまた次回。

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