大容量ラジエター取付
2023/07/15
TOP ONEでは 大容量ラジエターの交換作業を行っております。
エンジンのパワーを絞り出し、懸命にスポーツ走行をしているとエンジンから相当な熱量が発生いたします。
純正のラジエターではその容量を超えてしまうくらいの温度になってしまいます。
そのまま走行し続けるとエンジンがオーバーヒートしてしまいます。
エンジンを構成している金属に歪みが生じオイル、クーラント漏れや、
各機械のクリアランスが崩れをおこし
最悪、エンジンブローを起こしてしまいます。
オーバーヒートを防ぎ、スポーツ走行でも適度な温度に保てるように大容量のラジエターに交換をしましょう。
以下、作業の画像を合わせてご説明致します。
上の画像、矢印部分がラジエター。
どの車両も大部分が車体前方に取り付けられております。
タウンユースでは純正でも全く問題ないのですが、スポーツ走行などのハードな走りをすると一気に温度が上昇。
ターボ車でブーストアップしていたら顕著に上がります。
また、大型前置きインタークーラーなどが設置されていると、走行風が遮られ、ラジエターに導くことのできる風量が減ります。
様々な要因がありますが、ラジエターの容量をアップして冷却効率を上げておけば安心して走行ができるでしょう。
上記画像のようにラジエターを交換するときは
ラジエター廻りの一切の物を外します。
横着すると外すときに色々なものを傷つけたり、取付ける時に新品ラジエターを破損させてしまいます。
左が純正ラジエター、右がHPIアルミ2層ワイドのラジエターです。
横からの厚さを見て頂ければ分かるように全く容量が違います。
冷却効率はかなり上がりますね。
この画像は余談ですが、純正のラジエターのこの部分にクーラントの漏れがあった場合はすぐに交換してください。
この部分はタンクとコア本体を金属で圧着、加締め、接着されている部分なのですが、
接合部にゆるみが生じ、中のラジエター液が滲み出しています。(緑色のラジエター液が付着しております)
漏れているとオーバーヒートの原因になりますので見つけたら交換してくださいね。
ラジエターホースはこの際に新品に交換することをお勧めいたします。
せっかくラジエターを新品にしたのに
このホースの劣化で破裂して液が漏れ、オーバーヒートさせても元も子もないですから。
厚みのあるラジエターを取付けた場合、エンジンとの距離が変わります。
純正のホースの長さで無理やり取付けてしまうと
ホースが圧迫され折れ曲がり流路が収縮してラジエター液が流れなくなります。
上の画像のように両端を切りおとして適切な長さに合わせます。
そして容量アップのラジエターを取付ければ完成です。
しっかりとエンジンルームに収まっております。
簡単そうですが、色々なものが干渉しますので
しっかりチェックしてからエンジン始動です。
特に夏の暑い時期に効果が出ます。
エンジンをオーバーヒートさせる前に是非交換してください!!!