ECR33　リア足廻り　リフレッシュ　その3

前回はメンバーを車体に搭載するところまでをご紹介致しました。

今回はその続きです。

最近多いのがデフの不調。

デフ鳴り（コォー音）やバックラッシュのガタつきなどが気になる場合にはバックラッシュの調整を行った方が良いかもしれませんね。

放っておくとファイナルギアが変摩耗して、どんなに調整してもどうしようもなくなります。

他にも依頼があり、ブレーキのパットが無くなった時のようなゴー音がするとのこと。

パット、ローターを見ても異常なし。

何かなと思って、色々見ていたらキャリパーに何かが擦れた跡があります。

画像矢印部分ですね。

拡大画像。

ローターを見てみると石が挟まっております。

コースアウトしたときに砂利でも拾ったのでしょう。

大事に至らなくてよかったです。

CUSCOのアッパーアーム、トラクションロッド、HICASキャンセルロッド。

ECR33にはHICASという後輪も操舵できる装置が取付けられております。

ドリフトには不向きですし、各ロッドにはガタがありましたので

今回はCUSCOのHICASキャンセルロッドを使用して撤去します。

ロッドにガタがなければもちろんHICAS装置部分だけを置き換えるキャンセルロッドを使用したのですが、

純正ロッドにガタがあり、どちらにせよ交換するのであれば

ロッドが太いCUSCOの物を使用したほうがいいという判断になりました。

こちらはナックル部分のボールジョイント。

HICAS車、特有の物ですね。

ココにもガタがあり。

足廻りをこれだけ分解しているときに是非やりたい作業の一つですね。

新品に打ち換えました。

元に戻しながら足廻りを組付けていきます。

完成！！

最後に4輪アライメントを測定します。

フロントに関しては今回はとくに作業しておりませんので

そのままの数値ですね。

リアは足廻りがごっそりと交換されていますので崩れていて当然です。

フロントのトーアウトが付き過ぎですかね。

ナックル加工されているドリ車なのでアウトでも良いのですがさすがに付きすぎかな・・・。（こればかりは人それぞれですね）

当店としてのドリしやすい値に調整しておきました。

 

K様、大変お待たせいたしました。

これでガンガンドリフトできますよ！！

たくさんお楽しみください！

またのご依頼をお待ちしております。

ありがとうございました。

 

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