ECR33　リア足廻り　リフレッシュ　その1

K様のECR33スカイライン、今回はリアの足廻りリフレッシュのご依頼を頂きました。誠にありがとうございます。

一度リフトで上げて点検した際に、足廻りの複数のボールジョイント、ブッシュにガタがあるのを発見。

お見積もりを出すと・・・そこそこの金額に。

それでもK様、ご決断をして頂きご依頼いただきました。

その作業をご紹介します。

リアメンバーを下ろすためにデフ、足廻り、ドラシャなどを一式ごそっと取り外します。画像は既にリアメンバーが下りてますね。

外したパーツを並べるとこんな感じ。

ほんとにごそっとですね。

こちらはリアメンバーブッシュ。

ちょっと捩じるとブッシュが裂けているのが分かります。

4か所ともほぼ同じようなことになっております。

これではリアの足廻りの根幹であるところがずれてしまいますのでスポーツ走行としてはNGですね。ここまでくると街中もちょっとという感じでしょうか。

メンバーブッシュを抜くための下処理をしたらプレスに掛けます。

ズレる瞬間まではかなりの力を掛けるのでちょっと怖いですが、ズレはじめるとけたたましい音を上げながらもズリズリと抜けてくれます。

4か所抜き取りました。

こちらはデフのリアマウントブッシュ。

ここまで来てこれを交換しない選択肢はないと思います。

車載では抜けませんからね。

ブッシュ抜き取り完了。

ココからはメンバーに補教材を溶接します。

使用する補強材はGPスポーツのもの。

各部アームが取付けられる部分を補強します。

プレートの防錆用の黒い被膜はサンドブラスト剥がしておきます。

メンバー側も溶接する箇所は塗装を剥がしておきます。

位置確かめながらバイスで挟んで固定します。

点付けして固定します。

ハンマーでたたきながら全体の面を合わせてさらに点付けします。

そして本溶接をします。

これを10ヵ所ほどおこないます。

地味に大変な作業ですね。

続きはまた次回。

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