S15 BNR34キャリパーを流用

TOP　ONEでは　S15、S14、S13、R32、R33、R34等にBNR34ブレーキキャリパーの流用取付を行っております。

純正品の中で性能が高い部類のキャリパー、BNR34用ブレンボキャリパー。

こちらを使用することでキャリパー制動力を上げ、ローター径を大きくすることでブレーキの容量を上げることができます。

S15を例に流用取付をご紹介いたします。

S15　純正キャリパーはフロントはスチールの4ポッド、リアはスチールの片持ちキャリパーです。

ローター径はフロント280㎜、リア258㎜です。

更にリアは一枚物のローターですので容量がかなり小さいですね。

BNR34用ブレンボにすることにより容量を上げ、安定した制動をさせることができます。

こちらの画像はフロントローター、キャリパーを取り外した画像。

この矢印部分が純正のキャリパーを固定する部分。

フロントはこの部分がネックです。

BNR34用ブレンボは取付するボルトがM14となり太くなっています。

S15はM12。

当然、通らないので穴を拡大します。

上下の2か所を穴あけ拡大加工しました。

この穴を拡大作業するのが結構大変ですね。

BNR34キャリパーを装着致しました。

見た目でも大きさを感じて頂けると思います。

ローター径は324㎜。（画像のローターはENDLESS　2ピースローター）

こちらはリア。

先ほどの画像では分かりにくかったかもしれませんが、この画像で見ると片持ちキャリパーが分かります。

こちらもブレーキキャリパー、ローターを取外し、さらにバックプレートなども取り除きます。

S15はリアキャリパーにサイドブレーキを掛ける構造が組み込まれているのですが、

ブレンボにはその機能はありません。

スカイライン系はサイドブレーキがドラム式になっています。

キャリパーとは別体になっているのです。

ですので、スカイライン系からサイドブレーキをドラム式に変更するパーツも流用必要があります。

こちらがその部品。

バックプレートにドラムの式のブレーキシューが取付けられるようになっております。

サイドブレーキワイヤーも交換ですね。

BNR34ブレンボをリアに装着致しました。

ブレーキホースも取り回しが違います。

ホースもこの時にメッシュホースなどに交換すると良いでしょう。

ホイールを装着しても金色のキャリパーが目立ってかっこよいですね。

見た目も性能もアップできるので流用の定番ですね。

取付、工賃などは是非、ご相談ください。

※TOP　ONEではブレーキキャリパー流の際には一度OHしてから組立作業します。

どのくらい使用されたかはわかりませんし、分解することによって悪い箇所があれば見つけることが容易ですからね。